困難の時期を乗り切る、禅的な気持ちの健康の保ち方。お坊さん達は、1日の中で瞑想や仕事、休息を、どうバランスをとって過ごしてる? ~より良い毎日を過ごすためのティク・ナット・ハン師の10の教え~
編集・シスターデディケーション
1.朝をしっかりと“ガード”しましょう。そして穏やかに朝をスタート。 まだベッドから出たり、携帯をチェックしたりする前に、2,3回穏やかに呼吸してほほ笑みます。1日の毎時間を慈悲とともに深く生きることを約束しましょう。
2.お茶やコーヒーをゆっくりと時間をとって大切に楽しみましょう。まるで自分が地球の中心となったかのように。呼吸をたどって、体をリラックス、窓から外を眺めて、自分の鼓動に耳を傾けます (これは瞑想と同等だと言えます)。
3.朝食を支度する全てのステップを楽しみましょう。生きることは小さな一瞬の積み重ね。この今の瞬間をおいて他にはないのです!急いで適当に済ませることはありません。大切な人の存在や、食べ物が充分あることのすばらしさを満喫しましょう。
4.仕事の用意ができたら、ただ作業をしましょう。邪魔になるものから自分自身を遠ざけ、1点集中を培います。でもパソコンに向かう間も、自分を大切にしてあげましょう。30分程度ごとに鐘の音が鳴るようにセットし、鳴るたびに伸びやストレッチをしましょう。
5.マインドフルに歩く時間を持ちましょう。外に出て、自然に触れることができると理想的ですね。でも室内でも大丈夫:ゆっくりとスローな歩く瞑想をすることができます。これは緊張と不安を解くのにとても効果的な方法です。
6.昼食の後、20分のお昼寝か、もしくは横たわってディープ・リラクゼーション(ボディ・スキャン)をしましょう。わずか10~15分程度の間、緊張を解くだけでも、仕事に戻る前に解放され、リフレッシュすることができます。
7.自分自身を大切に養いましょう。何一つとして養われずに生き続けるものはないのです。恐れや不安、絶望は、私たちが読むもの、目にするもの、聞くものによって“養われている”のかもしれません。これと同じ様に、私たちの慈悲や信頼、感謝も、勇気づけられる本や音楽、音声や会話を選ぶことで養うことができます。
8.毎日汗をかきましょう。僧院ではブラザー・シスターたちは毎日運動しています。体を動かすことは、エネルギーを循環し、健康維持と、私たちの体の全細胞に蓄積した緊張や感情を解き放つのに必須です。
9.大切な人たちに連絡しましょう。そしてあなたが一緒にいることを知らせてあげます。大切な人が最も深く望んでいること、また怖いと感じていることを聞いてあげましょう。愛のこもった手紙を書いてください。許しを必要としている人を許してあげましょう。関係を修復するのに最適なこの機会を逃さないようにしましょう。
10.ティク・ナット・ハン師と僧侶たちのこうした実践のガイド音声をプラムヴィレッジ・アプリ(無料)で聞きましょう。(英語)
(翻訳・西田佳奈子)
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